
今日4月12日はキリスト教の東方正教会ではイースター

キリストが復活したお祝いです。クリスマスもお祝いしますが、このイースターも盛大にお祝いします

この復活祭は毎年異なり、カットリックやプロテスタントの西方教会はまた違う日に行われます。(先週の4月5日でした。)
イースターと言えばうさぎと色を付けた卵なのですが、この卵はゆで卵です

カトリックは太陽暦、東方正教会のギリシア正教は太陰暦を使用しているので、たいていイースターの日が1週間~2週間違うのですが、たまに同じ日になることがあります。
2010年の4月4日が同じ日でした。

ルーマニアのたまごに色をつけるもの。
レトロで味があり可愛いです。ざらざらのわら半紙みたいな紙質。
温かみがあります


ゆで卵はゆでてから、ごろごろと転がして色を付けていきます。
たまごの色は赤、黄色、緑、紫、青、マーブルなど思い思いに色を付けられますが、特に多いのは赤い色

赤色はキリストの血をあらわしているからです。

完成したら教会のミサにも一緒にたまごも持っていきます。

東京千代田区神田駿河台にあるニコライ堂では23時半よりミサが開始されます

23時50分頃になると司祭がろうそくの灯りをまわして行き、自分のろうそくに灯りをつけると隣の人に火をまわして全ての人に灯りが付くようにします。

24時に教会の外に出て皆でニコライ堂の周りを1周します。
鐘の音が幻想的ですが、風が強くよくろうそくの灯りが消えてしまうので大変なのです・・・


教会の周りをまわり終わると、教会の入り口の扉の前ではキリスト復活と、日本語、ルーマニア語、ロシア語で声を出してお祝いします。
その後、朝の4時までミサが続き、最後に赤いイースターエッグがもらえます


ちなみに、日本で初めてのビザンチン様式のニコライ堂は、江戸東京博物館でもみられます
