2015年4月1日水曜日

高円寺

歴史が好きな私にとって、散歩は昔からの面影を垣間見る楽しみがあります。

昔からのものと新しいものが入り混じって形成されているものに時代の移ろいを感じ、憧憬を抱きます。

まず私にとって馴染みのある町の高円寺を紹介します。

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高円寺の名前の由来は曹洞宗の寺院「宿鳳山高円寺」に由来します。


3代将軍徳川家光が鷹狩の途中、この高円寺で休憩しました

高円寺で休憩して向かった鷹場は武蔵野市御殿山。

井の頭公園の西側に御殿を作り、吉祥寺の隣の町の三鷹もこの鷹場の村々が名前の由来になっているそうです。


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門には丸に三つ葉葵の徳川葵

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天女と鳳凰の彫物が印象的な本殿。もちろん、その瓦にも3つ葉葵の紋が

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本殿の隣には昇龍と降龍の鳥居があります。

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ちなみに鯉は滝を昇って龍になると中国の故事で言い伝えられていますね。

一方、西欧では、東洋の龍とはまた違いますがドラゴンがいます。

ドラゴンは人間にとって脅威の存在であると考えられています。

吸血鬼ドラキュラ伯爵の元になったルーマニアのブラド・ツェペシュは父親のドラクル公(ドラクルはルーマニア語でドラゴンという意味)にちなみ、ドラクレアと呼ばれ、オスマン帝国の脅威からルーマニアを守りました。

トルコ兵を串刺しにして城壁に見せしめにさらしたことから、吸血鬼ドラキュラの伝説が

生まれました 写真

ブラド・ツェペシュのお城のブラン城のそばで買ったお土産の箱。

つまみを横にスライドさせると・・・


針が付いた蛇が指を差す仕掛けになってます


と、龍の鳥居をみてドラキュラまで飛躍してしまいましたが、高円寺は1枚目の写真のように春には枝垂れ桜がお出迎えをしてくれます

秋には門前の紅葉と寺院の中の樹齢400年以上の銀杏が見頃で、この銀杏は見ごたえがあるのでぜひ訪れてみてください

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